先日より ヤマハグランドピアノC3Aのオーバーホールに
取り掛かりました!
全体を磨き、弦交換・金属パーツの研磨・フェルト類の交換などと併せて
今回は痛んでいたハンマーも全て交換します
今回はハンマーの交換についてお話しますね
ハンマーは直接弦を打鍵する部分なので、古くなると磨耗して
柔らかい音が出なくなったり、弦が切れたりする原因になります。
ジャーン! ヤマハに注文していた新しいハンマーが届きました。
ハンマーはヘッドの痛んでいる部分だけでなくシャンクやローラー
まで新品に換わるので、交換するとタッチも良くなります!
シャンクとローラー(茶色くて丸いとこ)
新品のハンマーは、何も手が加えられていないので
このままではキンキンのチェンバロみたいな音なので
古いハンマーと交換した後、ハンマー全体に針を入れていきます。
針を入れると、ハンマーは変形するので交換した後で
形を整えたり、弦との当たりを良くしたりなどの作業をします。
この先端に針が付いたピッカー
この工具でハンマーに針を入れます♪
ハンマーを交換すると、調整もすべてやり直すことになるので
アクションが正しく動き良いタッチになるまで調整をします。
この後はピアノにアクションを入れて、実際音を聴きながらの作業です。
音量や音色など理想の音になるまで繰り返しこの作業を行います。
軽い筋トレしてる感じですね。
翌日は筋肉痛になるんですよ・・・
ご自宅の古いピアノで音やタッチに不満があれば、ぜひぜひ有明楽器に
ご相談ください!