エレクトーンのバイタライズ

 

今回はエレクトーンステージアELS-01」をバイタライズします。

バイタライズとは前モデルのELS-01の一部部品を交換し

現行モデルのELS-02と同等の機能を持たせる作業です。

では、さっそく作業にとりかかりましょう。

 

ELS-01ELS-02では電源のユニットが違う(省エネになりました)ので

まずは電源コードを交換します。

 

コード

 

 

エレクトーンの片側を浮かせての作業なので

結構ツライです(泣)。

 

 

次にエレクトーンの心臓や脳みそが入っている

DMボックスと呼ばれる

ユニットを丸ごと交換します。

 

DM

 

 

上部ユニットの下に取り付けられているのですが

それをアーしてコーして取り外します。

たくさんのコネクターがあり、あっちこっち開けたり閉めたり。

おまけに上部ユニットも重いので

結構ツライです(泣)。

 

 

 

次にタッチパネル部を交換します。

 

パネル

 

 

画像の上のシルバーが01シリーズのもので

下のブラックが02シリーズのものです。

ユニット自体の大きさは全く変わらないのですが

画面部が大きくなっています。

上部ユニットのパネルを開けて裏側から付け替えます。

付け替えの時、配線やらパネルの補強やらが邪魔するので

結構ツライです(泣)。

 

 

 

最後にパネル左のエンブレムを交換すれば作業完了なのですが

古いエンブレムが固着しているので根気よく剥いでいきます。

地味な作業ですが僕にはこれが一番ツライです(泣)。

 

完了

 

 

作業に入る前の、機体やシステムのチェック。

作業中の機体内部の清掃。

作業後のチェック。

ほとんどの場合が機体を定位置からかなり動かしての作業になるため

3~4時間の作業時間となります。

 

 

 

作業が全て完了し、新機能の説明をさせて頂きますが

お客様が感動し喜んでいらっしゃる姿を見ると

辛さは吹っ飛び、最高ハッピーになります(笑)。。

現在もELS-01シリーズをお使いの皆様、

ぜひバイタライズをどうぞ!!

 

文:くにひこ